髪の毛の構造、季節と抜け毛の関係について

抜け毛の悩み 髪は人の印象を大きく変える要素の1つと言えます。そのため、髪の毛のケアを日常的に行っている人は多いと考えられますが、髪の構造まできちんと知っている人は意外と少ないのではないでしょうか。髪には様々な部位があり、それぞれに役割があることが分かっています。

基本的な知識として、髪の毛は毛幹部と毛根部に分けることができます。毛幹部は、毛穴から体外に出ている部分のことを指し、目に見える部分です。体内に溜まった老廃物を含んでいることが特徴で、成長とともに抜けていく性質を利用して、体外へ不要な物質を出すための役割を果たしています。

続いて毛根部についてですが、この中には髪の毛を生やすために重要な細胞などが含まれます。毛根部を構成する一番奥の部分には、毛球と呼ばれる場所があり、髪の成長に関わる細胞がある重要な所です。毛球は、髪の毛を生やすために必要な毛母細胞や、髪を成長させるために必要な毛乳頭などで構成されています。毛乳頭や毛母細胞がきちんと機能することで、健康な毛を保つことが可能です。

また、内部構造に注目すると、毛は3つの層構造に分けることができます。最も外側の表面部分が毛小皮という名称で、キューティクルと呼ばれることが多いです。髪を守る大切な部分であり、ここがダメージを受けてしまうと枝毛などになってしまう可能性が高くなります。

次に、キューティクルの内側にある場所についてですが、毛皮質という毛のほとんどを占める部分が存在します。髪質を決定づける場所で、この部分の細胞や色素の割合などによって毛の太さや色などが変わるため、構造上重要な部位と言えるでしょう。毛皮質の状態によって、毛の潤いや弾力などが左右されるため、最もケアをしておきたい場所と言えます。

最後に、髪の毛の中心部分にある毛髄質と呼ばれる部分についてですが、どんな役割を持っているのか解明されていない所が多く、人によっては存在しないケースもあります。

1年を通じて抜け毛が多い時期がある?

毛はヘアサイクルにしたがって成長し、やがて抜けていきますが、その抜ける時期について季節が関係しているかもしれないと言われています。排水溝の掃除をする時や枕元を見た時に、いつもより抜け毛が多い場合、季節によって引き起こされている可能性があります。

そもそもヘアサイクルには、毛が成長していく時期とその成長が緩やかになっていく退行期、抜け毛となって体外へ排出されていく休止期という流れが存在します。ですから、どれだけ健康な人であっても1日の間で約50本以上の毛が抜けるということが分かっています。抜け毛の実際の数については個人差があるため一概には言えませんが、時期による影響も考えられているようです。

実際に抜け毛が多いと言われる季節は、秋と言われています。夏の紫外線による頭皮への影響が表面化する時期であることや、季節の変わり目によって体調へ影響を与えることなどが、抜け毛が多くなる結果を招いていると考えられています。動物の換毛期などと同じで、生え変わる時期が秋になるケースが多いのかもしれません。

抜け毛のメカニズムとして、ヘアサイクルを挙げましたが、これが正常に機能していないことによって抜け毛が増えている可能性もあるため注意が必要です。基本的には成長期にあわせて軟毛は硬毛へと変わっていきますが、軟毛のまま抜け落ちてしまっている場合は季節の影響だけではない可能性があります。硬毛の状態できちんと毛が抜けるには、ヘアサイクルが正常に機能していなければいけません。

また、秋だけではなく人によっては春頃にも抜け毛が多くなる人がいるようです。これは気温の変化や花粉などのアレルギーによる影響の結果と考えられています。