プロペシアジェネリックのエフペシアについて

薄毛を気にする男性 AGA治療薬のプロペシアは、アメリカで前立腺肥大の治療薬として開発されたフィナステリドの1㎎錠で、Ⅱ型5α-reductaseという還元酵素の活性を阻害するという作用を発揮します。これにより、AGAを発症させるDHT(Dihydrotestosterone)の生産量が減少するので、AGAの進行が抑制されるという結果に繋がります。

ちなみに、日本では2005年に厚生労働省がプロペシアを承認する際に1年間かけて臨床試験を実施しており、半年経過時点で被験者の48パーセントに軽度回復以上、1年経過時点で58パーセントに軽度回復以上、98パーセントに不変以上の効果が確認されています。このために、2010年に日本皮膚科学会が作成した男性型脱毛症(AGA)の診療ガイドラインでは、プロペシアは内服療法の第一選択薬として強く推奨できると評価しています。

なお、このように魅力的なプロペシアですが、健康保険が適用されないので費用は全額自己負担となります。平均的な相場は1カ月分が6,000円~8,000円程度で、何年も続けなくてはならないということを考えると、かなり大きな負担となります。

このような負担を軽くするために、多くの人が選択しているのがプロペシアのジェネリックを服用するという方法です。製造方法や添加物には違いがあるので、プロペシアと全く同じというわけではありませんが、主成分には同じフィナステリドを配合しているので、適応症のAGAには同様の効果を期待できます。

エフペシアは、プロペシアジェネリックの中で最も人気の高いものの一つの改良版として誕生した内服薬です。具体的には、このプロペシアジェネリックに着色料として使用されていたキノリンイエローを除いたものです。このキノリンイエローは、日本では食品への使用が認められていないために、一部で危険性が指摘されることになります。

ちなみに、現在ではキノリンイエローフリーのプロペシアジェネリックが提供されているので、エフペシアの独自性は薄れつつあります。

エフペシアの効果は出るまでどれくらいかかる?

エフペシアの作用機序は、主成分として配合されているフィナステリドによるⅡ型5α-reductaseの酵素活性を阻害するというものです。これにより、DHTの生産が抑制されるので、この物質に狂わされていたヘアサイクルが正常な状態に回復することにより、髪の毛が太く長く成長できるようになります。

このように、エフペシアは毛根や髪の毛に対してダイレクトに働きかけるわけではないので、薄毛が回復するまでには、ある程度の時間が必要です。また、既にAGAが発症してから年数が経過しているような場合は、元の状態に戻らないというケースもあります。何故なら、AGAを発症させるDHTは皮脂の分泌を過剰化するという作用があり、これに長期間さらされ続けた毛根は機能を喪失してしまうからです。

これが、プロペシアの臨床試験で、不変以上の効果が98パーセントに確認されたにも関わらず、軽度回復以上は58パーセントにしか見られなかった理由です。つまり、回復を希望している場合は早めに使用しなくてはならないということです。

また、プロペシアの臨床試験に引き続き2年及び3年間の比ランダム化比較試験が行われており、軽度回復以上の効果は2年終了時で68パーセント、3年終了時は78パーセントと増加しています。つまり、長期的に利用するほど増加傾向がみられるということになります。ちなみに、AGA治療を実施しているクリニックでは、フィナステリド系の内服薬については最低でも半年程度の継続服用が推奨されています。

一方、フィナステリドが結果的に生産を阻害するDHTは、男性性器の発育をサポートするなど性機能に関与しています。このために、副作用としては性欲の減退や精子数の減少などが報告されています。ただし、国内で実施された臨床試験での副作用の発症頻度は、プラセボ群と有意の差は認められていません。